【名古屋めし】絶品「小倉トースト」の歴史は?金シャチ横丁の特別メニューも紹介!

名古屋が誇る喫茶文化の象徴「小倉トースト」。
和と洋の絶妙な調和が生み出す至福の一品は、誕生から100年以上の時を経た今も、変わらぬ人気を誇っています。
本記事では、小倉トーストの魅力を以下の3つの視点から紹介します。
名古屋城の目の前に広がるグルメスポット・金シャチ横丁で味わえる特別な「金箔小倉トースト」も紹介。
名古屋めしで大人気の「小倉トースト」の魅力に迫ります!
【名古屋めし】の定番!「小倉トースト」の魅力

小倉トーストは愛知県名古屋市を代表する喫茶メニューで、和洋折衷の独特な味わいが特徴です。
外はカリッと、中はしっとりとした厚切りトーストに、たっぷりと塗られたバターの塩気と、上品な甘さの小倉あんが奏でるハーモニーは、他では味わえない美味しさです。
朝食やティータイムにぴったりの軽食ですが、実は一日中オーダーの絶えない人気メニュー。
コーヒーや紅茶との相性も抜群で、様々なアレンジメニューでも親しまれる名古屋が誇る逸品です。
【名古屋めし】絶品の秘訣!小倉トーストを支えるこだわりとは?

小倉トースト最大の魅力は、和食材の小豆(あんこ)と洋食材のバターの組み合わせです。
おいしさを支える秘訣は、下記のとおりです。
- ●厚切り食パン
- ●品質にこだわった小倉あん
- ●たっぷりのバター
厚切り食パン

ベースとなる食パンは、厚切りにして外はカリッと、中はもっちりと焼き上げるのがポイント。
焼き加減が深すぎると香ばしさが強くなりすぎ、浅すぎるとバターが染み込みにくくなるため、絶妙な火加減が腕の見せどころです。
品質にこだわった小倉あん

小倉トーストに使用される小倉あんは、粒の食感を残した上品な甘さの粒あんが主流です。
厳選された小豆を丁寧に炊き上げ、つぶつぶ感を残しながらも滑らかな舌触りを実現。
あんこをお湯でのばして塗ることで、均一に広がり、より食べやすくなります。
たっぷりのバター

焼き立ての食パンに塗る程よい塩気のバターは、小倉トーストの味の要となる重要な材料です。
まだ温かいうちに、たっぷりと柔らかくしたバターを塗ることで、パンの内部までしっとりと染み込み、コクと風味がアップ。
バターの塩気があんこの甘さを引き立て、より深い味わいになります。
【名古屋めし】小倉トーストとあんトーストの意外な違い


小倉トーストとよく似ているのが「あんトースト」です。
小倉トーストは、厚切りの食パンをしっかりとトーストし、たっぷりのバターと上質な粒あんを使用するのが特徴。
一方のあんトーストは、こしあんを使用することが多く、バターの量も控えめです。
【名古屋めし】小倉トーストの歴史と誕生秘話

小倉トーストは、1921年頃、名古屋市栄地区の喫茶店「満つ葉(まつば)」で誕生しました。
当時のハイカラブームで人気だったバタートーストを、常連の学生たちがぜんざいに浸して食べる姿を見た女性店主・西脇キミさんが考案したと言われています。
実は「満つ葉」は元々和菓子店。
戦時中にモチ米が入手困難になったことをきっかけに喫茶店に転換し、和菓子の技術を活かした小倉トーストが生まれました。
その後、名古屋の喫茶文化を代表するメニューとして定着。
「小倉トースト普及委員会」により、9月10日が「小倉トースト(オグトー)の日」として制定され、名古屋の味として広く親しまれています。
【名古屋めし】小倉トーストを最大限に楽しむおいしい食べ方3選
小倉トーストは、そのまま食べても十分おいしいですが、より一層楽しむための食べ方をご紹介します。
①基本の食べ方

まずはそのままトーストの香ばしさ、バターの塩気、あんこの甘さのバランスを存分に味わいましょう。
トーストが温かいうちに、あんことバターが程よく溶け合う瞬間を楽しめます。
②ドリンクとの組み合わせを楽しむ
小倉トーストは、ドリンクとの組み合わせで味わいが変化し、より一層美味しく楽しめます。
おすすめのドリンクは下記の通りです。
深煎りブレンドコーヒー

・芳醇な香りと程よい苦味が特徴
・あんこの甘さとバターの塩気を引き立てる
・喫茶店の定番の組み合わせ
抹茶ミルク

・和テイストで上品な甘さを演出
・あんことの相性抜群
紅茶

・アッサムやダージリンなど香り高い茶葉がおすすめ
・すっきりとした味わいで小倉トーストを引き立てる
・コーヒーと並んで人気の組み合わせ
冷たい牛乳

・シンプルながら相性抜群
・まろやかさがトーストの余韻を包み込む
・子どもにも人気の組み合わせ
お好みのドリンクで、小倉トーストとの組み合わせを楽しんでみてはいかがでしょうか。
③アレンジメニュー
小倉トーストのアレンジメニューは、ベーシックな美味しさをさらに引き立てる工夫が満載です。
バニラアイス

温かい小倉トーストと冷たいバニラアイスのコントラストが絶妙。
アイスがとろけながら、あんことバターと混ざり合い、まろやかな味わいを楽しめます。
ホイップクリーム

ふんわり軽い口当たりのホイップクリームが、小倉トーストの甘さをより優しい味わいに変化させます。
見た目も華やかで、カフェタイムが特別なものになりますよ。
クリームチーズ

濃厚なクリームチーズが、あんことバターの風味をより深い味わいに。
チーズのコクと塩気が絶妙なアクセントとなり、大人向けの味わいを楽しめます。
【名古屋めし】小倉トーストは金シャチ横丁限定の豪華なメニューがおススメ!
両口屋是清さんに「小倉トーストをつくったので食べに来てください!」と声をかけてもらったので金シャチ横丁の那古野茶屋へ。大納言小豆の自家製あんがもっちりパン(by永楽堂@eurajydo_pan)に乗ってさすが和菓子の老舗の一品!差し当たって記事にするアテがないのでTwitterに上げておきます。 pic.twitter.com/gJGqW9tgUV
— 大竹敏之【新刊『間違いだらけの名古屋めし』発売中‼️】 (@bakaruto) October 20, 2021
名古屋城のお膝元に広がる商業施設「金シャチ横丁」の義直ゾーンには、尾張藩御用達の老舗和菓子店がプロデュースする「那古野茶屋」があります。
那古野茶屋で味わえる「小倉トースト」は、名古屋城観光の思い出に華を添える特別なメニュー。
もちもちの食パンに、こだわりの大納言小豆の粒あんをたっぷりと使用し、上から金箔をあしらった贅沢な一品です。
食べ終わった後もくどくならない、上品な甘さが特徴で、写真映えも抜群の人気メニューです!
営業時間は変更となる場合があります。詳しくは店舗情報をご確認ください。
【名古屋めし】絶品「小倉トースト」を金シャチ横丁で堪能しよう!
本記事では名古屋めしの代表格「小倉トースト」について、下記の内容を紹介しました。
- ●小倉トーストは、愛知県名古屋市の喫茶文化を代表する伝統メニュー
- ●厚切りの食パンに、バターと上質な粒あんを使用するのが特徴
- ●1921年に満つ葉で誕生し、100年以上の歴史を持つ伝統の味
- ●味の変化が楽しめるアレンジメニューもおすすめ
特に注目したいのは、老舗和菓子店のこだわりが詰まった特別な小倉トースト。
名古屋観光の際にぜひ味わっていただきたい逸品です。
金シャチ横丁は名古屋城のすぐ目の前にあり、名古屋めしの食べられるお店が集まる美食の宝庫。
名古屋めし定番グルメの味噌煮込みうどん、ひつまぶし、味噌カツはもちろん、和スイーツや和風ラザニアといったSNS映えする創作料理まで、幅広いメニューが楽しめます。
金シャチ横丁で、名古屋の食文化を存分に堪能してみてはいかがでしょうか。
金シャチ横丁の詳細は公式サイトでチェックしてくださいね。