名古屋城の本丸除く有料エリアが一部無料に!11月から実証実験開始
名古屋城を訪れる際、気になるのはやはり入場料金。
しかし、2025年11月から始まる無料化実証実験で、名古屋城の本丸を除く有料エリアが無料で開放されることになりました。このチャンスを利用して、名古屋城の歴史と文化に触れながら、無料で楽しむことができる絶好の機会です。
この記事では、無料化の詳細や名古屋城のアクセス方法、周辺観光スポットなどを詳しく紹介します。
名古屋城を訪れることで得られる感動や学びを、ぜひこの機会に体験してください。
名古屋城とは?
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名古屋城は、愛知県名古屋市中区本丸1番1号に位置する日本の代表的な歴史的建造物の一つです。
徳川家康によって1612年に築かれ、江戸時代の政治・軍事の要として重要な役割を果たしました。
この城は、特にその壮大な天守閣や独特の金鯱(金シャチ)で知られており、名古屋の象徴ともなっています。
天守閣(※)は復元されたもので、内部には歴史資料や展示があり、訪れる人々に当時の文化や生活を伝えています。名古屋市の総合観光案内では、必ず紹介される愛知を代表する文化財施設です。
| 施設名 | 特徴 |
|---|---|
| 天守閣(※) | 城の中心に位置し、眺望が良い。金の鯱(金鯱)が屋根を飾る。 |
| 櫓(やぐら) | 防御のための見張り台。複数の櫓が城内の各所に配置されている。 |
| 石垣 | 城を支える堅固な石の壁。美しい曲線が特徴。 |
| 本丸御殿 | 復元された御殿で、江戸時代の武家文化を体験できる。 |
| 二之丸庭園 | 江戸時代の庭園様式を保存。四季折々の自然が楽しめる庭園スペース。 |
| 西の丸エリア | 広大なエリアで文化催しやイベント開催の場としても利用される。 |
名古屋城は、その歴史的価値だけでなく、観光スポットとしても人気が高く、多くの観光客が訪れて日本の歴史や文化が体験できる、名古屋で一番有名な観光地とも言えます。
※天守閣は現在閉館しております。
【11月1日から】名古屋城無料化実証実験の詳細について

2025年11月1日から名古屋城の本丸を除く有料エリアの一部が無料化される実証実験が開始されます。
この取り組みは、名古屋市民や観光客に名古屋城の魅力をより気軽に楽しんでもらうことを目的としています。
無料化の対象となるのは、主に二之丸庭園、東園、西園の一部エリアで、従来は有料だった場所が開放されます。
ただし、本丸御殿などの主要な有料施設は引き続き入場料が必要です。詳しくは名古屋城の公式サイトで確認できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 実施時期 | 2025年11月1日(土)〜11月30日(日) |
| 開園時間 | 午前7時〜午後4時30分(午前7時〜9時は早朝開園とし、一部区間のみ解放) |
| 対象エリア | 本丸除く有料エリアの一部(主に二之丸庭園、東園、西園の一部、西の丸エリア等) |
| 利用条件 | 無料で自由に観覧・利用可能(ただし本丸御殿・天守閣など一部施設は除く) |
| 問い合わせ先 | 名古屋城総合事務所 電話番号:052-231-1700(代表) |
この無料化により、多くの人々が名古屋城の歴史的な景観や自然を気軽に楽しめるようになり、地域の観光活性化や市民の憩いの場としての利用拡大が期待されています。
最新の利用情報や詳細については名古屋城の公式ウェブサイトでご確認ください。
参考:【重要】名古屋城本丸以外の無料化実証実験及び早朝開園の実施について|名古屋城公式サイト
無料化により、いつもは入園を控えていた人もこの機会に名古屋城を満喫できる絶好の機会です。本丸御殿は引き続き有料ですが、閉館中の天守閣以外も楽しめるエリアがたくさんあります。
詳しくは下記のコラムでも紹介していますので参考にしてください。
▶︎【名古屋城】天守閣に入れなくても楽しめる!現在の状況と木造復元の魅力
名古屋城のアクセス方法
| 交通手段 | 詳細 |
|---|---|
| 地下鉄 | 名城線「名古屋城駅」下車、7番出口より徒歩約5分。 |
| 名鉄 | 瀬戸線「東大手」下車徒歩15分。 |
| 市営バス | ・栄13号系統(栄〜安井町西)「名古屋城正門前」 ・なごや観光ルートバス「メーグル」※1 ・基幹2号系統「市役所」下車徒歩5分 |
| なごや堀川クルーズ | 「名古屋城前(朝日橋)乗船場」下船徒歩5分※2 |
| 車でのアクセス | ・名古屋高速1号楠線「黒川」出口から南へ8分。 ・名古屋高速都心環状線「丸の内」出口から北へ5分。 |
| 駐車場情報 | 正門前駐車場、二之丸東駐車場など複数の駐車場あり。※3 |
※1 参考:なごや観光ルートバス「メーグル」|名古屋コンシェルジュ
※2 参考:なごや堀川クルーズ
※3 参考:アクセス|名古屋城公式
名古屋城へは公共交通機関の利用が推奨されますが、車でのアクセスも可能です。
名古屋城へのアクセス方法については下記のコラムも参考にしてみてください。
▶︎名古屋城完全ガイド!アクセスから見どころまでを詳しく解説
無料入場エリアで体験する名古屋城の歴史と文化の魅力

名古屋城の無料入場エリアでは、本丸御殿を除く二之丸庭園、東園、西園、西の丸エリアの一部が開放されており、歴史と文化を身近に感じながら散策や体験が楽しめます。
これらのエリアは、江戸時代の城郭の構造や庭園美を感じることができ、訪れる人々に名古屋城の深い歴史を伝えています。
以下の表に、無料開放されている主なエリアとその歴史的・文化的な特徴をまとめました。
| エリア名 | 主な歴史・文化の魅力 | おすすめの体験・見どころ |
|---|---|---|
| 二之丸庭園 | 江戸時代の庭園美を今に伝える日本庭園。石垣や櫓も見られる。 四季折々の桜や紅葉(秋の11月頃)も楽しめる。 | 散策路を歩きながら歴史を感じる。写真撮影スポットとしても人気。文化催しが開催されることもある。 |
| 東園 | 城郭の一部で、防御施設である櫓や石垣が残る。自然豊かな環境で文化財の保存も行われている。 | 櫓の外観観覧や石垣の美しさを堪能。歴史ガイドツアーのポイント。研究・調査の拠点でもある。 |
| 西園・西の丸エリア | 広大な庭園エリア。歴史的な門や庭園の風情が楽しめる。イベント開催エリアとしても利用される。 | 庭園内の散策や、季節の花々を楽しむ。文化催しや企画展が開催されることもある。 |
| 城内全体 | 復元事業や保存計画が進行中。重要文化財の保存と活用を両立。 | 案内板やガイドマップで歴史を学ぶ。フォトライブラリーで写真撮影も楽しめる。 |
これらの無料入場エリアでは、定期的に歴史や文化に関する催しやイベントも開催され、訪問者はより深く名古屋城の魅力を体験できます。
特に石垣や櫓は当時の城の防御の工夫を物語り、城の歴史を肌で感じることができます。
ガイドツアーや案内サービス、資料提供なども充実しており、より詳しく学びたい方にはおすすめです。
また、現在紅葉の時期でもあるので、園内各所で見頃を迎えています。
園内の紅葉スポットについて詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
▶︎【2025年版】名古屋城で楽しむ秋の紅葉|歴史と自然が織りなす絶景スポットもご紹介
名古屋城観光と一緒に愉しむ「金シャチ横丁」

名古屋城を訪れた際には、ぜひ隣接のスポット「金シャチ横丁」も楽しんでみてください。
名古屋城の早朝開園に合わせて、1日楽しめるモデルプランをご紹介いたします。
8:00〜 名古屋城早朝開園を愉しむ
朝のまだ人が少ない時間に、金鯱をいただく天守や石垣を背景に写真を撮ったり、堀沿いを歩いたりして「城下町の朝」を体感できます。
9:30〜 金シャチ横丁宗春ゾーンで少し遅めの朝ごはん
名古屋城東門側(宗春ゾーン)にある「cafe diner POP★OVER」は9:30オープン。ちょっと遅めの朝ごはんを楽しめます。

10:30〜 名古屋城本丸御殿・展示をじっくり鑑賞
9:00以降は名古屋城の通常開園時間帯が始まります。豪華絢爛な本丸御殿を見たり、城内展示を見たりして、名古屋の歴史・文化が見れる時間帯です。
昼ごはんまでじっくり鑑賞しながら、金シャチ横丁で「何を食べたいか」を考えておきましょう。
12:00〜 金シャチ横丁義直ゾーンで「名古屋めしランチ」を堪能
名古屋城正門側・義直ゾーンは伝統の名古屋めしが堪能できる店が勢揃い。味噌カツ、ひつまぶし、きしめんなど何を食べようか迷ってしまうかも。





14:00〜 名城公園で散歩を楽しむ
お腹が満たされたら、金シャチ横丁から徒歩圏内にある名城公園へ。池や芝生が広がる名城公園は「お城+緑」という写真が撮れるスポットです。
また、名城公園内にあるIGアリーナはスポーツや音楽ライブなど各種イベントが目白押しの施設となっており、外観に木材を使用するなど建築物鑑賞としても楽しめます。
16:00〜 金シャチ横丁義直ゾーン&宗春ゾーンで「カフェタイム」
夕方はもう一度、金シャチ横丁へ。和スイーツで至福の一時を過ごしたい方は義直ゾーン、ちょっと変わったおしゃれなカフェで過ごしたい方は宗春ゾーンがおすすめです。
【義直ゾーン】

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【宗春ゾーン】


金シャチ横丁で休憩した後は、同じエリアでお土産も購入できます。
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18:00〜 金シャチ横丁宗春ゾーンで「夜ご飯&ちょい飲み」
夜はそのまま宗春ゾーンでディナーはいかがでしょうか。宗春ゾーンには“ちゃんと一杯やれる店”“ゆっくり座って締められる店”がそろっていて、夜まで楽しめます。




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まとめ
名古屋城の本丸を除く有料エリアの無料化実証実験は、2025年11月1日から開始され、多くの方に名古屋城の歴史と文化を気軽に体験していただける絶好の機会となります。
二之丸庭園、東園、西園、西の丸エリアなど、これまで有料だった施設が無料で観覧できるようになり、500円の入場料を気にせず自由に散策できるのが大きな魅力です。 周辺には金シャチ横丁、IGアリーナ、tonarino、柳原通商店街など、魅力的な観光スポットも充実しており、名古屋城観光と合わせて一日たっぷり楽しむことができます。
秋(11月)の気候の良い時期に、ぜひ名古屋城の無料エリアを訪れて、その魅力を体感してください。
名古屋城無料化実証実験についてのお問い合わせ先
名古屋城総合事務所
〒460-0031 愛知県名古屋市中区本丸1番1号
電話番号:052-231-1700(代表)
ファックス:052-201-3646
受付時間:午前9時00分~午後5時00分
※電話でのお問い合わせは、上記の受付時間内にお願いいたします。
※本記事の情報は2025年10月時点のものです。最新情報は名古屋城公式サイトでご確認ください。
※営業時間、料金、イベント開催情報等は変更される場合がございます。