コラム

【名古屋めし】ひつまぶしの歴史から美味しい食べ方までを紹介!

【名古屋めし】ひつまぶしの歴史から美味しい食べ方までを紹介!

名古屋を代表する郷土料理「ひつまぶし」。

薬味で味の変化が楽しめる、おいしい料理ですよね。

明治から大正時代に生まれたひつまぶしの歴史には、先人たちの知恵と工夫が詰まっています。

ひつまぶしの最大の特徴は、なんといっても4段階で楽しむ食べ方。

薬味を使って味を変えながら食べるので、最後まで飽きることなく美味しさを堪能できます。

本記事では4段階で楽しむ手順を詳細に解説。

よく似た料理・うな重とひつまぶしはどう違うの?という疑問にもお答えします。

名古屋城の目の前に、たくさんのグルメがなお店が並んでいることで大人気のスポット・金シャチ横丁で味わえる豪華なひつまぶしも紹介。

名古屋の食文化を堪能できるひつまぶしの魅力に迫ります。

【名古屋めし】の代表格ひつまぶしの特徴

ひつまぶしは、甘辛の濃厚なタレを何度もかけながら焼いたうなぎの蒲焼を、細かく刻んだご飯の上に乗せた料理です。

薬味と出汁がセットになっていて、味を変えて楽しむのが特徴。

お店によって下記の内容が異なります。

  • ●うなぎの使用量
  • ●たれと出汁の作り方
  • ●薬味の内容

それぞれの特徴を比較検討してお店選びをするのがおすすめです。

【名古屋めし】ひつまぶしの歴史

ひつまぶしが誕生した時期については諸説あり、明治時代中頃または大正時代と言われています。

ひつまぶし誕生の背景は下記の通りです。

  • ●多くなった出前の需要に応えるため
  • ●複数人で食べる際、うなぎを細かく刻むことで公平に分けられると考えられた

「ひつまぶし」という名前の語源は、使われる器と、食べ方が由来となっています。

木製のお櫃(ひつ)に盛り付けられたうなぎとご飯を、食べる際にまぶして(まぜて)食べることから名づけられました。

陶器の器はとても割れやすいため、丈夫な木製のお櫃(ひつ)を使用したことが、ひつまぶしの器が木製のお櫃になった理由です。

【名古屋めし】ひつまぶしの食べ方4段階

ひつまぶしの美味しい食べ方は、下記の通り4段階に分けて食べます。

  • 1.そのままで味わう
  • 2.薬味を載せる
  • 3.出汁をかける
  • 4.お好みで

是非この食べ方で味わってみてください。

第1段階:そのままで味わう

まず1杯目は、何もつけずにそのまま食べてみましょう。

うなぎの香ばしさとタレの甘みを存分に味わえますよ。

第2段階:薬味をのせる

2杯目は、ネギやわさびなどの薬味をのせて食べます。

さっぱりした味わいに変化して、1杯目とは違った美味しさが楽しめます。

第3段階:出汁をかける

出汁をかけてお茶漬けに。

うなぎの旨みが出汁に溶け出して、まろやかな味わいになります。

第4段階:好みのスタイルで締めくくる

最後は、1〜3の食べ方を好みで組み合わせて楽しみましょう。

最近では、のり・わさび・ねぎの定番の薬味以外にも、ふわとろ卵、梅干し、とろろなど、オリジナルトッピングを用意しているお店もあります。

【名古屋めし】ひつまぶしとうな重の違い

ひつまぶしとうな重の違いは下記の3つです。

  • 1.見た目
  • 2.食べ方
  • 3.付け合わせ

よく似た料理の違いが知りたい方はぜひ参考にしてください。

1、見た目

ひつまぶしとうな重の違いは、まず、見た目が全く違います。

うな重は、重箱にご飯を盛って、その上にうなぎをのせた王道スタイル。

一方、ひつまぶしは、うなぎを細かく刻んでご飯と混ぜ合わせます。

2、食べ方

ひつまぶしとうな重は食べ方が違います。

うな重はシンプルに、うなぎとご飯を一緒に楽しむシンプルな楽しみ方。

ひつまぶしは、薬味と出汁を加えて味の変化を楽しめます。

3、付け合わせ

ひつまぶしとうな重は付け合わせが違います。

うな重には通常、肝吸いなどのお吸い物や漬物が付いてきます。

ひつまぶしの付け合わせは下記の通りです。

  • 出汁
  • 薬味(刻みのり・わさび・ねぎ)
  • お漬物
  • お吸い物

【名古屋めし】金シャチ横丁限定のひつまぶしとは

名古屋城観光の際に注目したいのが、金シャチ横丁・義直ゾーンにある「ひつまぶし名古屋備長」の
「金シャチひつまぶし」です。

「金シャチひつまぶし」の特徴は、普通のひつまぶしとは一線を画す豪華さとボリュームにあります。

具体的な内容は、下記の通りです。

  • 一般的なひつまぶしはうなぎを1尾使いますが、金シャチひつまぶしは20%増しの1.2尾を使用
  • 金箔をトッピング
  • 肝吸い付き

価格は7,650円(税込)ですが、その価値は十分にあります。

備長炭で焼き上げるウナギは、皮がパリッと、身はジューシーで、甘辛なタレとの絡みが食欲をそそります。

「金シャチひつまぶし」は、名古屋城観光の思い出に華を添える一品です。

ぜひ、特別な名古屋の食体験としてお試しください。

名称 ひつまぶし名古屋備長 金シャチ横丁店
住所 愛知県名古屋市中区三の丸1-2-5 金シャチ横丁 義直ゾーン内
TEL 052-223-5777
営業時間 【平日】 10:30~17:30 (LO 16:00)
【土・日・祝】10:30~15:30 (LO 15:00) 16:30~19:00 (LO 18:30)
※時期、日によって変更になる場合があります。
定休日 毎週月曜日 (月曜日が祝祭日の場合は火曜日) 名古屋城に準ずる
日曜営業 あり

【名古屋めし】の代表格「ひつまぶし」。金シャチ横丁限定メニューを楽しもう!

本記事では、名古屋の代表的な郷土料理「ひつまぶし」について、その特徴や歴史、食べ方、そしておすすめの特別メニューを紹介しました。

ひつまぶしの特徴は、濃厚な甘辛タレで焼いたうなぎを刻んでご飯に乗せ、様々な食べ方で楽しむことです。

明治から大正時代に誕生し、出前の需要やうなぎを公平に取り分けるために考案されました。

ひつまぶしとうな重との違いも明確で、見た目、食べ方、付け合わせが異なります。

特に注目したいのは、金シャチ横丁限定の「金シャチひつまぶし」。

うなぎは1.2尾使用、金箔トッピング、肝吸い付きという豪華な内容で、備長炭で焼き上げた絶品料理です。

名古屋城観光の際は、ぜひこの特別なひつまぶしを味わい、名古屋の食文化を存分に楽しんでください。

金シャチ横丁には、ひつまぶし以外にも名古屋名物が食べられる魅力的なお店がたくさんあります。

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