【名古屋めし】新定番「あんかけスパ」の歴史は?金シャチ横丁で楽しむ人気メニューを紹介!
名古屋のソウルフード「あんかけスパ」。
アツアツの極太麺に、とろみのある特製あんかけソースがからむ人気の名古屋めしです。
1960年代に生まれたあんかけスパは、地元の人々に愛され続け、今や名古屋めしの代表格として不動の地位を確立しています。
モチモチの太麺とコショウが効いた濃厚なあんかけソースが織りなす、独特の美味しさは、地元の人々はもちろん、観光客からも人気の料理です。
本記事を読むと、あんかけスパについて下記の内容がわかります。
- ●あんかけスパの特徴とソースの秘密
- ●あんかけスパの歴史と誕生秘話
- ●あんかけスパの美味しい食べ方
名古屋城のお膝元に広がる美食のグルメスポット・金シャチ横丁で味わえる特別なメニューも紹介。
大人気の名古屋めし「あんかけスパ」の魅力に迫ります!
【名古屋めし】の定番!「あんかけスパ」の魅力
名古屋めしの代表格として愛され続けている「あんかけスパ」。
極太麺をラードで炒め、トロミのある特製ソースをかけた、他では味わえない独特の一品です。
最大の魅力は、モチモチとした食感の極太麺と、トマトベースのスパイシーなソースの絶妙なハーモニー。
玉ねぎ、ピーマン、ウインナーなどの定番具材に加え、エビフライやハンバーグなどボリューミーなトッピングも人気です。
老若男女問わず楽しめる満足感たっぷりの一品が、名古屋めしの代表格として不動の地位を確立。
1961年に誕生して以来、名古屋の食文化として深く根付き、喫茶店やマンガ喫茶でも提供される気軽な料理として、多くの人々に愛され続けています。
【名古屋めし】あんかけスパを支える3つの秘訣
あんかけスパに欠かせない3つの要素は下記の通りです。
- ①特製ソース
- ②極太麺
- ③トッピングの具材
①特製ソース
あんかけスパの魅力を支える最大の特徴が、トロミのある特製ソースです。
特製ソースのベースとなるのは、トマトピューレやケチャップ、ウスターソース、中濃ソースを合わせた濃厚な味わい。
鶏がらスープや砂糖、醤油、コンソメなどの調味料を加え、最後に片栗粉でとろみをつけて仕上げます。
特製ソースの決め手となるのは、黒コショウのスパイシーな風味。
トマトベースの酸味、ウスターソースのコク、そして醤油の旨味が絶妙なバランスで調和し、深みのある味わいを生み出します。
工夫を凝らした特製ソースは、あんかけスパの個性と魅力を引き立てる重要な要素です。
②極太麺
「あんかけスパ」を語る上で欠かせないのが、直径2.2ミリの極太麺です。
2.2ミリの太さは、とろみのある濃厚なソースを絡めやすく、日本人好みのモチモチとした食感を追求した結果たどり着いた理想的な太さです。
あんかけスパ独特の調理法である「油通し」には、直径2.2ミリの麺が最も適しています。
「油通し」は、巨大なフライパンにたっぷりの油を入れ、茹でた麺を泳がせるように炒める独特の調理法。
あんかけスパの「油+ソース」という濃厚な味わいを受け止められるのは、直径2.2ミリの太さがあってこそなのです。
③トッピングの具材
あんかけスパの魅力を引き立てる、もう一つの重要な要素が、バラエティ豊かな具材の組み合わせです。
基本の具材として定番となっているのが、玉ねぎ、ピーマン、ウインナーの組み合わせ。
定番の具材が生み出す甘みと旨味、そしてスパイシーな風味が、特製ソースの味わいをより一層引き立てます。
特に人気を集めているのが、サクサクのエビフライや、ジューシーなハンバーグなど、メインディッシュとしての満足感を高めるボリューム満点のトッピングメニューです。
コーンや赤パプリカなどの彩り野菜や、旨味たっぷりのきのこ類を加えることで、栄養価も見た目も豊かな料理となります。
【名古屋めし】あんかけスパの歴史と誕生秘話
「あんかけスパ」は、1961年に名古屋市中区にある洋食店「そ~れ」で誕生しました。
創業者の横井博氏が、日本人の味覚に合う新しい麺料理を目指して開発に取り組んだのがはじまりです。
当時の規格外だった直径2.2mmの極太麺は、「食感が足りない」という横井氏の思いから生まれ、「日本製麺」の協力を得て開発されました。
1963年に横井氏が「スパゲッティ・ハウスヨコイ」を開業した当初は、斬新すぎて受け入れられませんでしたが、独特の味わいが次第に人気を博していきました。
現在も親しまれている「あんかけスパゲティ」という名称は、1992年に「からめ亭」の志智均氏がテレビ取材で使用したことがきっかけで広まり、名古屋の食文化として深く根付いています。
【名古屋めし】あんかけスパを最大限に楽しむ食べ方
あんかけスパをより一層美味しく楽しむためのポイントを紹介します。
あんかけスパは、アツアツの状態で味わうのがベスト。
提供されたらすぐに食べ始めることで、極太麺のもちもち食感と濃厚なソースの絡み具合を存分に楽しめます。
テーブルに置かれた胡椒で、自分好みの辛さに調整するのもおすすめです。
肉、魚介、卵、野菜など、様々な具材との相性も抜群。
多彩なトッピングを組み合わせて楽しむのも、あんかけスパの魅力の一つです。
【名古屋めし】金シャチ横丁で味わう特別なあんかけスパ
名古屋城のお膝元に広がるグルメスポット・金シャチ横丁。
金シャチ横丁は、伝統的な「義直ゾーン」と革新的な「宗春ゾーン」の2つのエリアに分かれています。
宗春ゾーンにある「あんかけ太郎」は、あんかけスパを気軽に楽しめる人気店です。
子どもから年配の方まで幅広く楽しめる、コクと旨味が特徴的で辛みを抑えたソースが自慢。
「あんかけ」「インディアン」「ナポリタン」「イタリアン」の4種類のソースがあり、個性豊かなスパゲティを提供しています。
中でも注目は、台湾ラーメンとあんかけスパがコラボした「台湾スパ」。
名古屋名物の二大麺料理が出会った、ここでしか味わえない逸品です。
さらに30種類もの豊富なトッピングで、自分好みの味を楽しめるのも魅力。
平均予算1000円程度とリーズナブルな価格設定で、観光客はもちろん、地元の人々にも愛される存在です。
金シャチ横丁の「あんかけ太郎」で、本場の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
【名古屋めし】の革新派「あんかけスパ」は金シャチ横丁で特別メニューを堪能しよう!
本記事では名古屋めしの新定番「あんかけスパ」について、下記の内容を紹介しました。
- ●あんかけスパの特徴
- ●誕生秘話と歴史
- ●おすすめの食べ方
- ●金シャチ横丁で味わう特別メニュー
名古屋城を訪れた際は、すぐそばの金シャチ横丁で特製ソースが自慢の「あんかけスパ」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
金シャチ横丁には、名古屋の食文化を存分に楽しめる多彩な店舗が集まっています!
伝統ある名古屋めしの味噌煮込みうどんやひつまぶしはもちろん、金シャチ焼きなど創作系の和スイーツやインスタ映えする斬新なメニューまで、様々な名古屋グルメを一度に堪能できる魅力的なスポットです。
さらに詳しく知りたい方は、金シャチ横丁公式サイトをご覧ください。