名古屋観光で歴史をめぐる!定番から穴場までおすすめスポット8選
こちらの記事をご覧の皆さんは「名古屋で歴史観光したい!」と思っているけど、具体的にどこに行ったらいいのかわからず困っていませんか?
名古屋の歴史を調べると、有名な戦国武将たちの時代も気になるし、大正ロマンを感じる歴史的建造物の数々も見てみたい!となって、選びきれないですよね。
名古屋観光で歴史観光を楽しむコツは、「まずはどんな歴史的観光スポットがあるのか」をざっくりと知ることです。
どんなおすすめスポットがあるかを知ったうえで、興味のある場所を基準に観光スポットを選ぶと、何を見ても満足度が高く楽しい旅になります。
この記事は、名古屋観光で歴史巡りをしたい方向けに、定番おすすめスポットはどこ?地元の人もあまり知らない穴場スポットってあるの?という疑問について詳しく解説しました。
ちなみに、名古屋の豊かな歴史を感じながら名物のなごやめしを楽しみたいなら、名古屋城の目の前にあるグルメ街・金シャチ横丁は外せません。
まずは王道の名古屋観光が知りたい!という方は、こちらから金シャチ横丁についてチェックしてみてください。
→金シャチ横丁|楽しみ方と利用について
名古屋の歴史と文化
名古屋は日本の中心部に位置し、古くから交通の要所として栄えた歴史と文化が豊かな都市です。
名古屋の歴史は古く、熱田神宮を中心とした「熱田のまち」がはじまりです。
「熱田のまち」は中世よりも以前から栄えており、江戸時代に徳川家康が名古屋城及びその城下町を築いたことで大きな街に発展。名古屋城は、金色の鯱(しゃちほこ)が有名な城で、戦国時代から江戸時代にかけて重要な軍事拠点でした。
江戸時代には尾張藩の城下町として栄え、商業と工業の中心地となりました。
特に織物や陶磁器の産業が盛んで、現在でも伝統工芸品として有名な有松絞りや瀬戸焼が生産されています。
文化面では、名古屋独自の食文化が有名です。味噌煮込みうどん、ひつまぶし、きしめんなど、地元の名物料理が数多くあります。
また「芸どころ名古屋」と言われ、能楽や歌舞伎などの伝統芸能も有名です。
現代の名古屋は、トヨタ自動車をはじめとする大企業の本社が集まり、経済的に重要な都市として位置づけられています。
歴史と現代文化が見事に調和した名古屋は、訪れる人々に多くの魅力を与えてくれる都市です。
名古屋観光で歴史をめぐる定番スポット
名古屋城
徳川家康によって築城された「名古屋城」は名古屋のシンボルであり、1番有名な観光名所です。
第二次世界大戦中に原型を失ったものの、1959年には天守閣と小天守閣が名物「金のシャチホコ」を含む形で再建されました。
城の正門近くには金のシャチホコの実物大レプリカもあり、写真撮影が楽しめます。
また、国宝第一号(昭和5年)に指定された本丸御殿の、華麗で豪華な造りは圧巻の一言です!
定休日:12月29日~1月1日(催事等により変動あり)
料金: 高校生以上500円 ※中学生以下は無料
TEL:052-231-1700
住所:愛知県名古屋市中区本丸1-1
公式サイト:https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
熱田神宮
熱田神宮は、約1900年の歴史と三種の神器の一つ「草薙神剣」を祀ることで知られる格式高い神社です。
織田信長の必勝祈願地としても有名で、パワースポットとしても注目されています。
境内にある施設「剣の宝庫・草薙館」では多くの刀剣が展示され、貴重な名刀を鑑賞できます。
また、世界三大美女の一人、楊貴妃にまつわる伝説の石もあり、美しくなりたい女性に人気のスポットです。
定休日:【草薙館】毎月最終木曜の2日前 ※変更になる場合あり
料金:【草薙館】大人500円、小・中学生200円
TEL:052-671-4151
住所:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
公式サイト:https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/
徳川園
「徳川園」は、徳川御三家・尾張藩二代藩主光友の大曽根御屋敷跡に造られた庭園です。
園内には、尾張徳川家の旧蔵書などを所蔵する公開文庫「蓬左文庫」や、国宝「源氏物語絵巻」を含む徳川家康の遺品を展示する「徳川美術館」があります。
大きな池を一周しながら日本庭園を観賞でき、紅葉や牡丹、花菖蒲など四季折々の美しさが楽しめる名所です。
園庭では池の鯉のえさやり体験ができ、ひそかな人気となっています。
無人販売所にて1カップ100円でえさを購入し、広大な池のどこからでもえさやりが楽しめます。
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)・12/29~1/1休
料金:一般・大学・高校生300円 ※中学生以下は無料(蓬左文庫・徳川美術館の料金は別途必要)
TEL:052-935-8988
住所:愛知県名古屋市東区徳川町1001
公式サイト:https://www.tokugawaen.aichi.jp/
名古屋観光で歴史的建造物をめぐる定番スポット
揚輝荘(ようきそう)
揚輝荘は、松坂屋の初代社長・伊藤次郎左衛門祐民氏の別荘で、名古屋市指定の有形文化財です。
昭和初期に建てられた名古屋の郊外別荘の代表となる建物で、かつては政財界・文化人・留学生などの国際的交流の場でした。
もともと30数棟の建物が存在していましたが、昭和20年の空襲によって多くの建物が焼失し、現在は5棟の文化財と南北に分断された庭園だけが残っています。
メインとなる建物・聴松閣の1階にはカフェがあり、手作りケーキがおいしいと人気です。
定休日:月曜日(祝日の場合はその直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:北園:無料/聴松閣(南園):高校生以上240円 ※中学生以下は無料
TEL:052-759-4450
住所:愛知県名古屋市千種区法王町2-5-21
文化のみち二葉館
文化のみち二葉館は、日本の女優第1号・川上貞奴と「電力王」と称された福沢桃介が、1920年から5年間住んだ和洋折衷の住居です。
豪華さと斬新さから「二葉御殿」と呼ばれ、政財界や文化界の要人が集う場所となりました。
館内には、みどころとなるステンドグラス「初夏」や和室があり、当時の生活様式を再現。
二葉館の2階には、貞奴と桃介に関連する資料が展示され、地元文学が学べます。
国の文化財にも登録されており、大正ロマンの雰囲気を感じる人気のスポットです。
定休日 :月曜日(祝日の場合はその翌日) / 12月29日~1月3日
料金:大人200円 ※中学生以下は無料
電話番号 :052-936-3836
住所:愛知県名古屋市東区橦木町3-23
公式サイト:https://www.futabakan.jp/
名古屋市役所本庁舎
名古屋市役所本庁舎は、昭和8年に天皇の御大典を記念して建てられました。
外観の設計は公募によって選ばれ、西洋風の建物に日本の瓦屋根を取り入れたことで、国の重要文化財に指定されています。
中央には高さ53.5メートルの時計塔があり、時計塔の上には名古屋城の天守閣に見立てた二重屋根が設けられています。
屋根の頂部には四方を見守るシャチが配置され、名古屋城との調和を演出しています。
玄関ホールと階段には、国会議事堂にも使われた山口県産の「小桜大理石」の余剰材が使われています。
「小桜大理石」が使われているのは、名古屋市庁舎と国会議事堂だけです。
さらに、円滑な市政運営を象徴するようにと、建物の正面奥には珍しい円卓の議場(名古屋市会本会議場)が配置されています。
名古屋市役所本庁舎は、ドラマ「華麗なる一族」や映画「アウトレイジ」など撮影地としても有名な場所です。
定休日 :土日祝、年末年始
料金:階段・廊下など共用部分の見学は無料 ※正庁や貴賓室の内部は見学できません
電話番号:052-961-1111
住所:愛知県名古屋市中区三の丸3-1-1
公式サイト:http://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000062076.html
名古屋観光で歴史をめぐる穴場スポット
桃巌寺(とうがんじ)
名古屋市千種区にある桃巌寺は、織田信秀(信長の父)の菩提を弔うため、三男の織田信行が天文年間に建てた寺院です。
「桃巌寺」の名称は、信秀の法名「桃巌道見大禅定門」にちなんで名付けられました。
きれいな緑色の大仏様は、全長が15m(本尊が10m・台座が5m)もあり、蓮の台座ではなく10頭の像が本尊を支えている姿が特徴です。
大仏様のほかにも、日本一の大きさを誇る木魚や裸弁天、歓喜仏があり見どころがたくさんあります。
名物の「ねむり弁天」は年に2回だけ公開されます。
休館日 :無休
料金:無料 ※ ねむり弁天拝観料:1,000円
TEL:052-781-1427(英語での問い合わせ否)
住所:名古屋市千種区四谷通2-16
四間道(しけみち)
四間道は、名古屋城が完成した江戸時代初期に商人たちが形成した町です。
1700年に大火に見舞われ多くの被害を受けました。
火災による被害を減らすため、道幅を四間(約7メートル)に拡げたことから「四間道」と命名。
土蔵と町家が通りに面して立ち並ぶユニークな街並みは、大火後に防火対策として尾張藩が推進したものです。
現在も土蔵造りの建物が立ち並ぶ風景が維持され、穴場の観光スポットとなっています。
名古屋観光で歴史とグルメを一度に楽しむなら金シャチ横丁がおすすめ!
金シャチ横丁は、名古屋城のお膝元に新しくできた商業施設で、名古屋の新たな観光名所として注目されています。
名古屋城の壮大な姿を背景に、ひつまぶしや手羽先などの伝統料理から、金しゃち焼きなどの最新グルメまで、数多くのなごやめしを味わえます。
金シャチ横丁は2つのエリア(義直ゾーン・宗春ゾーン)に分かれており、義直ゾーンでは純木造建築が伝統的な雰囲気を醸し出し、宗春ゾーンではモダンなカフェやショップが並びます。
名古屋の美食と歴史的な城下町の雰囲気を一度に堪能できる金シャチ横丁は、名古屋城を訪れる際には必見のスポットです。
金シャチ横丁
TEL:052-973-9011
公式サイト:http://kinshachi-y.jp/
「義直ゾーン」
営業時間:10:30~17:30 ※時期や店舗により異なるためHP参照
定休日:店舗により異なる
料金:無料
住所:名古屋市中区三の丸1丁目2番3~5号
「宗春ゾーン」
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
料金:無料
住所:名古屋市中区二の丸1番2・3号
まとめ|名古屋観光は歴史をめぐって楽しもう!
名古屋は豊かな歴史、文化、そして美食が融合する魅力的な都市です。
名古屋の観光地には、名古屋城や熱田神宮などの歴史的なスポットから、金シャチ横丁のような新旧のなごやめしが味わえる飲食店エリアまであり、各世代がそれぞれの旅を楽しめること間違いなしです。
是非、魅力あふれる都市・名古屋を訪れてみてください。
金シャチ横丁についてもっと詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてくださいね。